2022年13日,14日 夏季セミナーが実施されました。

総本部より画像を頂きました

 

 

2022年 総本部セミナーレポート

一般部栗原です。総本部夏季セミナーに参加しましたので報告いたします。

 

2022年8月13日、14日の2日間に渡り、戸田市スポーツセンターにて、総本部の夏季セミナーが開催されました。
 新型コロナウイルスの影響により、コロナ前に実施されていた合宿形式から、今年もオンラインを選択可能とする講習会形式での開催となりました。
 自分は昨年はオンラインでの参加を選択しましたが、廬山会長と岡崎館長お二人の直接の指導を受けられる機会は他にないと考え、今年は現地参加することとしました。
 今年のセミナーの内容は、1日目は会長、館長による全体指導と班別の武器術、2日目は会長、館長の全体指導と班別の型、組手、棒術の指導となっており、自分は両日とも参加しました。
 2日間を通して、会長、館長の全体指導については、基本を徹底的に鍛え直す内容でした。立ち方、腰の切り方、引き手の位置、蹴り足の形などについて、会長の実践を主とした指導と、それに連携した館長の説明が行われ、極真館として一貫した指導方針を改めて感じました。
 間近で会長、館長を拝見すると、改めてその迫力を感じることができ、それだけでも現地で参加した意義を実感することができました。
 特に会長の息吹のご指導については現地の参加者のみに行われ、その説明自体は簡素なものでしたが、会長直々の息吹の実践を直接見ることができ、60年間のご研鑽の成果の一端に触れることができたような気がしました。
 班別の指導については、1日目は棒術について青木師範、釵を近藤師範に、2日目は棒術を黒岩支部長にご指導いただきました。武器術については未経験者も複数いたため、こちらも基本的な動作と、それぞれ最初の型となる大城の根、多和田の釵小までのご指導でしたが、人数が限られていたこともあり、個別の指摘もしていただき、基本的な動きや型を改めて学ぶことができました。
 詳細な指導内容については触れませんが、今回指導していただいた内容を今回参加しなかった支部内の他の道場生にも伝え実践することで、支部内の空手の技術の向上に貢献していけたらと思います。
 最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症が拡大した時期に開催すらも危ぶまれるなか、セミナーの開催をご決断いただいたこと、また直接のご指導をいただきました廬山会長、岡崎館長ならびにご引率いただきました黒岩支部長ほか技術委員会の先生方、会場の手配や準備、当日のオンラインの配信など多数の業務をこなしセミナーを滞りなく実施していただきました総本部事務局の皆様にお礼を申し上げ、報告とさせていただきます。

2021年9月19日型講習会レポート

2021年7月22日(木)総本部夏期セミナーレポート

2021年7月22日、幸手市民文化体育館アスカル幸手において、総本部セミナーが開催されました。

 

昨年に引き続き、コロナ禍の中で例年の合宿に代わるものとして、総本部が開催するものとなります。今年は廬山館長が所要のため、岡崎主席師範からのご指導となりました。
私自身は、翌日に同体育館での大会に出場することもあり、今年はオンラインでの受講となりました。
昨年はオンラインと現地では別々のご指導でしたが、今年は会場を映す形で同じ内容でのご指導となりました。
技術委員長である石島師範からの準備運動、基本(中段、外受け、内受け、下段払い、四股立ちからの避け突き、四股立ち中段付き、前蹴り、上段回し蹴り)のご指導をいただいたのち、岡崎師範からのご指導となりました。
移動稽古として前屈立ちの中段付き、逆突き、上段突き、三戦立ちでの中段突き、逆突きと、すべて腰や足からの力を意識することを徹底的にご指導いただき、そののち逃れの呼吸について解説をいただきました。
その後はグループごとに分かれ、型の指導となりました。自分が参加した色帯上級のグループは青木師範、井上先生より、平安その3、平安その4、平安その5それぞれの型を丁寧にご指導いただき、それぞれの合間に平安の分解組手を行いました。分解組手は型の理解を深めるために必要不可欠なもので、効果的なご指導をいただいたと思います。
昼休憩ののち、再度岡崎師範からの全体指導となりました。再度移動稽古としての前屈立ち中段付き、逆突き、更に続いて後屈立ち内受けからの前屈立ち逆突きや、後屈立ち手刀回し受け、回し受け、三戦立ち内受け及びその転身の練習を行いました。いずれも古来から行われてきた根本的な空手の実力を高める稽古で、その重要性について改めてご解説いただきました。
その後はやはりグループごとに分かれ、自分は午前中と同様に青木師範、井上先生より、什の型その2、内歩進初段のご指導をいただきました。
最後に岡崎師範より、全体で四股立ちと騎馬立ちについての詳しいご説明があり、自分が理解できていなかった体の使い方を学ぶことができました。
こういった講習やセミナーを受けるたびに思いますが、自分がちゃんとわかっていなかったことに対して、必ず得られるものがあります。
こうして伝えていただいた技術を正しく継承していくため、今後も精進していきたいと、改めて思いました。
最後になりますが、このような機会をいただきました廬山館長をはじめ、ご指導いただいた岡崎師範、現地でご指導に当たられた黒岩支部長ほか技術委員会の先生方、会場の手配やオンライン配信の準備など、多忙な業務をこなしていただいた総本部事務局の皆様に改めてお礼を申し上げます。

2020 総本部秋季セミナーレポート

オンライン参加者の様子です。

 

 

 

 

2020総本部秋季セミナーに参加しました。

 

2020年10月11日、岩槻文化公園体育館で開催された2020総本部秋季セミナーに参加しました。
例年通りであれば夏休みの時期に2泊3日で毎年開催されていた総本部合宿が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、その代替として開催されたものです。1日限定の短いものですが、廬山館長、岡崎主席師範お二人からの指導が受けられる機会は、支部に所属する色帯にとっては鏡開きと合宿くらいしかないため、中止となった合宿の代わりが開催されたことは大変有難いことです。
コロナの自粛期間中に実施されていたオンライン稽古の方式で、今回のセミナーは現地参加とオンラインのどちらかを選択することができました。武州北支部からは16名が参加し、現地には総本部技術委員である黒岩支部長をはじめとして、中学生1名、小学生2名、自分の5名で参加してきました。
現地参加は人数が制限されており、受付での検温、消毒、ソーシャルディスタンスの確保と、コロナ対策を行った上での実施となりました。会場では距離をとるためマスクの着用は任意とのことでしたが、誰もマスクを取ることなく、館長、岡崎師範のお二人もマスク、フェイスシールドを率先して装着されており、関係者から感染者を出さないという全員の覚悟が感じられました。
セミナーは午前の部と午後の部に分かれており、現地では午前の部が館長の、午後の部が岡崎師範のご指導となっており、オンラインはその逆で実施されたようです。
館長のご指導では、総本部で普段実施しているという準備運動から始まりました。下半身の強化、全身運動、三半規管、バランス能力を鍛えることを目的とした、慣れていないとなかなかついていけないメニューの目白押しで、準備運動の時点で何名かの脱落者が出ていました。
2時間あまりのご指導でしたが、石島師範を通しての棒の正面打ちや、仰向けに寝ての中足前蹴り、足刀での横蹴り、三戦立ちの正拳中段突き、四股立ちでの連続突き、什の型その1と、空手を行う上で最も重要となる根幹を鍛える稽古となりました。まさに「空手の極意は基本の修練にある」という、廬山館長の3人の師のお一人である中村日出夫先生のお言葉を体現するような稽古でした。
午後の岡崎師範のご指導も、まるで館長と示し合わせたように、下半身の強化と基本が徹底的に行われました。
 型の稽古についても、全員で太極その1とその3を行い、その後グループに分かれて大城の根と周氏の根をご指導いただき、最後に初級は什の型その1、上級は什の型その2をご指導いただき、グループごとに館長に披露をして終了となりました。
 基本とは言ってもまだまだ完璧にできない部分も多いことを再認識し、型についても細かく理解できていない部分を説明してもらうこともでき、大変充実した時間を過ごすことができたと思います。
 今回のセミナーでご指導いただいた内容を、普段の自分の稽古はもちろんのこと、今回参加できなかった武州北支部の道場生の上達にも役立てていきたいと思います。

 

 最後になりましたが、コロナ禍の中でこのような機会を与えてくださった廬山館長、岡崎主席師範、総本部の皆様、ご指導いただきました技術委員の皆様にお礼を申し上げます。

 

武州北支部広報担当 栗原 信義